「黒染め指導」に見る秩序とは。ルールは合理性あってこそ
こんにちは、こんばんは。
先日大阪の女子高生が、生まれつき茶髪であるのに黒染めを強制され精神的苦痛を負ったとして提訴しましたね。
このニュースを聞いた時の所感としては、「まだこんなバカみたいなルールがあるのか」というものでした。
冷静に考えて、生まれつき茶髪の子が時間とお金をかけて黒髪にすることに何のメリットもない訳ですよ。
生まれつき茶髪でも黒髪に染めないといけないというルール自体が合理的じゃないですし、それを守った守ってないで揉めている時間も果てしなく無駄ですね。
実際黒染めのし過ぎで頭皮に痛みを感じたとも言っていますし、精神的にも身体的にもデメリットを負っているじゃないですか。
学校側の主張は、「規則を守る人間を育てて社会の秩序を守る」とのことですが、何言ってんだ?って感じですよ。
「髪色が黒じゃない」程度の差異で乱れるような秩序なら、はじめからそこには秩序なんて存在しないようなもんです。
黒髪じゃない奴がみんな非行に走っていたら世の中ひっくり返るくらいのパニックが今頃起こっているはずです。
統一したいのはあくまで支配する側の人間の都合。
みんな一緒の方が管理がしやすいからそうしているだけです。
まあそれもわかりますけどね。
特例を作るのにもコストがかかりますから。
でもそれは生徒を傷つけていい理由にはならない。
一度しかない高校生活をこんな無意味な諍いに費やして、学校は責任取れるんですか?
よくわからない秩序の為にあなたは犠牲になってくださいではないんですよ。
ちょっと話が戻りますが、ルールを作る以上はそのルールには合理性がないといけないと僕は思う訳です。
「悪法も法なり」のせいで人生メチャクチャになった人、今までにもいっぱいいるじゃないですか。亡くなった人だっている。
誰も得しないようなルールはさっさとなくしてしまった方がいいですよ。
それは明文化されていない「暗黙のルール」だって同じ。
真夏にジャケット着てるサラリーマンとか、本当にどうにかならないですかね?
みんな暑がってるじゃないですか。
クーラーかけてるじゃないですか。
これだけエコが叫ばれている時代に。
それに「ジャケットを着ている人の方が礼儀正しい」と判断できる根拠はどこにもないんですよ。
じゃあ誰が得してるんですか?スーツ屋さんくらい?
日本人みんなで一斉にクールビズを始めれば誰も損しないのになんで出来ないのか不思議でなりません。
やるところとやらないところがぽつぽつ現れるから、慣れない人はセーフティに今までの慣行に従うことになるんですよ。
何回でも言う!
合理性のないルールは壊せ!
その中で完成した「秩序」はただの「悪平等」であり「抑圧」だ。
「みんな苦しそうだから自分が苦しくても仕方ない」の状態を放置してはいけない。
みんなが正しさを感じ、かつルールを守ることがメリットになると思えている時に本当の秩序が生まれる。
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