暗記の”その先”へ。記憶を定着させて広く深い知識をつける方法





こんにちは、こんばんは。
思春期おじさんです。


受験勉強でも何でもそうなのですが、何かを「覚える」「暗記する」という場面は沢山ありますね。

学校のテストとかも含めて、覚えてないと解けない、或いは覚えたら勝ち、みたいなところはあると思います。
何かを覚えること、知識をインプットすることの大切さは重々承知していますし、むしろ認識が足りないくらいなんじゃないかなとさえ思っていますが、
世の中には覚えたけど使えない知識をいっぱい持っている人が多いように思います。



答えを丸暗記して、テストが終わったら忘れて、応用は出来なくて・・・
という人を山ほど指導してきたのですが、これってすごくもったいないなと。
頑張ってる割に身に付いてないってことですからね。
そして、これはどうやらインプットの仕方に問題があるなと思いつつあって、自分の普段の勉強も振り返りつつその改善法を考えました。

直近のテストを乗り切るための暗記じゃなくて、自分の知的ストックを増やすための暗記。
これを生徒たちの為にまとめつつ、自分の備忘録としても記事にしてネット上に残しておこうと思います。







《「パブロフの犬」の話を聞いて何を思うのか》

突然ですが皆さん、高校とかでパブロフの犬の話って聞いたことありますか?

パブロフの犬とは、犬にエサを与えるときに必ずベルを鳴らすようにしたところ、エサが無くてもベルを鳴らすと犬がよだれをたらすようになるというものです。
パブロフ博士が1902年に発見し、現在では条件反射の喩えとして用いられています。


本来、ベルの音とよだれには何の関係も無いはずなのですが、エサとベルの音がセットでやってくるように何度も提示すると、ベルの音が鳴っただけでエサが貰えると思ってしまうということですね。

中学の理科や高校の生物とかでこの話をちょくちょくするのですが、それを聞いて何を思うのかということがその後の記憶の定着や知識の幅の広がりに影響を与えます。







《用語を覚えたら一般化しよう》

因みになんですが、先程のパブロフの犬の話はその後「古典的条件づけ(レスポンデント条件づけ)」の理論へとまとめられていくことになります。

例を挙げつつ説明します。

パブロフの犬の場合、エサとベルの音をセットにすることでベルだけで生体反応(よだれが出る)を起こすことに成功しました。

似たような例で、「アルバート坊やの実験」というものもあります。
アルバートという少年は家で白ウサギを飼っていて、とても可愛がっていました。
そのアルバートくんが白ウサギと接触するたびに「バーン!!!!」と大きな音を鳴らして怖がらせる、ということを何度か続けていると、アルバートくんは白ウサギが怖くなってしまったのです。
(現代だと研究倫理に反するのでこんな実験はしません)


同じように考えていくと、本来無関係なはずの反応でも同時に提示することを続けることで結びついてしまうことがあるということがわかります。

これを古典的条件づけと呼び、理論がまとめられていったのです。

何が言いたいのかというと、パブロフの犬の現象を豆知識として知っただけで満足するのではなく、より一般的な理論まで抽象度を上げることで理解が深まるということです。

パブロフの犬を覚えたついでに古典的条件づけまで一気に覚えてしまいましょう。

「パブロフの犬・・・・ああ、聞いたことあるな」というレベルで終わらずに、関連するキーワードや事例を調べてみることでより一般的な理解ができるようになりますし、その方が記憶の残り方も大きく改善されます。







《一般化できたら他の具体例も探そう》

パブロフの犬から古典的条件づけまで一般化できたら、次は他の具体例を探してみます。

例えば「嫌悪療法」というものがあります。

嫌悪療法とは、アルコール依存といった習慣性の高い不適応行動の除去のために、その不適応行動を活性化させる刺激と嫌悪刺激との対呈示を反復することで、不適応行動を抑制・除去する技法です。
もう少し砕いていうと、アルコール依存症の人に、嘔吐剤を混ぜたお酒を飲ませることで「お酒を飲むと吐いてしまう」という認識を作らせる、という治療法です。

これも古典的条件づけの一種で、本来は繋がるはずの無い認識を繋げてしまうという点で共通しています。

こうやって演繹的に具体例を探していくことでパブロフの犬から始まった知識は増々広がりを持っていきます。







《これを繰り返すことで理解は深くなる》

このような過程で、
パブロフの犬→古典的条件づけ→アルバート坊や・嫌悪療法
というように知識を繋げていれば理解を深めつつ情報量を増やしていくことができます。



キーワード→一般理論→他の例
という順序で学習していくことで理解が深くなりますし、知識の幅も広くなります。
深く、広く理解することで忘れにくくもなります。


暗記の後でもうひと手間加えることで、「テストを乗り切る意味不明な言葉」は「一生使える知的財産」に変身してくれるのです。






《おわりに》

暗記するだけじゃもったいない!もうひと手間加えて深く広い知識を身に付けよう!
という話ではあるのですが、いかがでしょうか。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
感想や質問は下のコメント欄にお願いします。
それではまた!



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