『君たちはどう生きるか』の再ヒットに見る現代社会







こんにちは、こんばんは。

君たちはどう生きるか』は1937年に出版された吉野源三郎さんの小説です。
2017年に漫画化され、再び注目を集めています。

漫画版だけでなく、原著もかなり売れているようです。
本屋のランキングなどでも上位をキープしており、発行部数は岩波だけでも130万部を超えています。
他の出版社から出ている分も含めると相当な数でしょう。

80年も前に出版された本が現代で急激にブームになることはまずありません。
どうしてこんなことになったのでしょうか?


もちろん漫画化したというのは大きなきっかけになったと思います。
難しい本が苦手な人でも読めますし。

でもそれだけでしょうか?
漫画化したって決して愉快に読めるような物語ではないのです。

出版社の視点で考えても、売れると思ったからこそ出版しているわけですよね。
80年も前の、重いテーマの作品が売れると思った理由は何でしょうか。



僕は、意外と簡単な理由だと思っています。
それは、「現代人が生き方を見失っているから」

どうしたらいいかわからないから古典的名著にヒントを求めているのではないでしょうか。


現代は生きにくいと言われています。
終身雇用の崩壊、ストレス社会、政治不信、ワーキングプア、年金問題、老後・・・
心配事は山ほどあります。

過去の成功例が機能しなくなり、人々は自分で考えることを求められています。

しかし、『君たちはどう生きるか』で取り上げられる根源的な問題は80年経った現代でもそれほど変わっていないのです。
いじめ、人間関係、経済格差、勇気・・・
現代人が読んでも鮮やかに状況を思い浮かべることができるような問題ばかりなのです。

だから人々はそれにすがる。
答えを求めようとする。

それでも答えは見つかりません。

本著の中心的なメッセージは”自分で悩み、考えること、行動することの大切さ”なのですから。

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