大学中退して気付いたメリット・デメリット




こんにちは、こんばんは。

時々他の記事でも言っているように、僕は大学を中退しています。

何か不祥事をやらかした訳ではなく、主に体調不良を理由とした自主退学です。

大学を辞めてから、良いことも悪いことも沢山あったので、悩みを抱えている大学生やこれから大学に行こうとしている方の参考になればと思い記事を作り始めています。

まずは僕が自主退学に至った経緯から紹介します。






《あまりにも独りよがりだった僕》
大学入学までは大きな問題もなく事は進んでいきました。

それなりに遊びつつ、頑張る時は頑張るというスタイルで受験勉強をして、大学に合格しました。
ちょっと遊び過ぎたかもしれないとも思いますが、結果的に合格していたのでまあそれでよかったのでしょう。


そして無事合格した僕は、「中学・高校と結構好き勝手やってきたから大学では真面目に勉強しよう。施設も整っているだろうし」と密かに思っていました。

しかしいざ入学してみると、自分の認識が世間とズレていることに気がつきました。
「いままで頑張ったから大学では羽根を伸ばそう」が普通だったのです。

今更何を当たり前な事言ってるんだと思われるかもしれませんが、当時の僕は軽いカルチャーショックを受けたようになりました。



正しいか間違っているかは別として、僕がマイノリティであることはすぐに理解しました。
そして元々我が強いことも相まって、周りに合わせることもなく言い知れぬ大衆のルールと闘う戦士のような、そんな感覚になっていました。

この認識のズレ歪んだ自意識が、その時から現在に至るまで僕を苦しめ続けることになります。


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そしてもう一点。
家があまり裕福でなかったこともあって、部活やサークルには入らずに、ほとんど毎日アルバイトをしました。

学費の半分は奨学金を借りて、残りの半分はアルバイトで補いました。
夜は勉強できないので、空きコマはほとんど勉強時間に充てました。

大学はただ勉強をするためだけに通い、夜はアルバイト。
一般的に「楽しい大学生活」と言われることはほとんど何もしませんでした。

そんな生活をずっと続け、一度も大学を楽しいと思うことなく通い続けました。
それでも1年の前期はなかなか良い成績を取ることができました。




夏休みが始まり、アルバイトに専念したのですが、ある日ふと考えてしまいました。

「お金を稼いだところでどうせ学費に回すことになる。あのつまらない大学の為に…」

それから何かが崩れ始めました。

辛うじて残った責任感からアルバイトは変わらず続けましたが、勉強したいという気持ちはまるで蒸発してしまったかのように消え失せていきました。





《体調不良からの鬱病》

後期の授業が始まり、授業に出てみるのですが、内容がちっとも頭に入りません。
教科書を読んでいてもただ字面を追っかけているだけで全く理解できません。

焦りました。


今まで一度読めば大抵のことは理解できていただけに、戸惑いも大きかったです。
そして焦れば焦るほど悪循環に陥り、ますます理解できなくなり、そして勉強に対する興味を失っていきました。


それでも惰性で通っていたのですが、ある日朝起きると頭痛と目眩を感じました。
しばらく市販の頭痛薬を飲んでいたのですが、一向によくなりません。

しかし生活に支障をきたす程でも無かったので、なんとか大学もバイトも普段通りを装って続けました。

そんな状況でありながらも「俺は勉強するために大学に入ったんだ」という意地で教科書と向き合っていました。
著しく効率が落ちていたことで尚更、勉強は徒に時間を奪っていくものとなりました。



そんな生活を1ヶ月程続けていたある時、生活に支障をきたすレベルの目眩に襲われました。
まともにまっすぐ歩くこともできなかったので、流石にタクシーを呼んで病院に行きました。
問診や聴診だけでなく、検尿や採血などの様々な検査をしました

しかし原因が特定できないと言われました。
そして精神科に言ってくれと言われ、紹介状を渡されました。


そこから先は小見出しの通りなのですが、とにかくびっくりしました。
まさか自分が、という思いが強く、他人事のように大変だなあと思っていました。
気持ちの落ち込みよりも体調不良の方が深刻だったので、精神疾患のイメージと違って戸惑いました。


それからしばらくは大学に籍を置いていたのですが、回復の目途も立たなかったので結局は自主退学ということになりました。


教授には最後まで引き止められましたが、何を言われても響きませんでした。
どんな励ましも届きませんでした。
今苦しい。ただそれだけでした。
先のことなんか何も考えずに、それこそ逃げるように、僕は大学を去りました。






《大学を辞めて良かったこと》
・体調が戻った

精神疾患はすぐに良くなるものではなく、1年くらいは苦しい日々が続きましたが、時間的に余裕ができたので治療に専念することができました。
様々な薬や治療法を試し、ようやく自分に合うものが見つかってからは頭痛や目眩もなくなり、普通に生活できるようになりました。

これだけでも十分に良かったと思います。
体が動かないことにはお金も学歴も無意味です。




・学費が浮いた

学費の為に無理に働く必要もなくなったので、本や音楽など自分の趣味にお金を回すことができました。(奨学金の返済分は今も残っていますが、滞納することなく返せています)




・知的好奇心が再び芽生えた

体調が戻り、お金も使えるようになったので、好きな本を読めるようになりました。
そうしていくうちにもともと勉強が好きだったこともあって、知りたい、調べたいという気持ちが戻ってきました。
何かのテストがある訳でもないですが、そんな風に勉強する方がよほど自分らしいと思います。




・友人の大切さを改めて感じた

辞めるまでも、辞めてからも、支えてくれたのは友人でした。
皆さんにも「家族には言っていないけど友人には言えること」があるかと思います。
それがどれだけ大切なことか。それがどれだけ心強いことか。

いつもべったりと一緒にいることは無くても、いろんな人が僕を心配してくれていたのだなと感じました。
もっと早い段階で友人に相談していたら、また違った未来があったかもしれません。





《大学を辞めて困ったこと・悪かったこと》
・身分が「フリーター」になる

学費が浮いたとはいえ生活費は必要なので、最低限の仕事はしました。
実家に住んでいたので家賃はいりませんが、食費や携帯代、コンタクトレンズなどといった費用は当然必要ですし、学生でなくなった以上奨学金の返済も始まります。

すぐに正社員になる気も起きなかったので、非常勤の仕事を続けました。

そうなると当然身分は「フリーター」となり、世間体はあまりよくありません。
この点に関してはむしろ僕以上に両親が気にしていたと思います。




・学歴の壁

当たり前ですが大学を中退した人が新しい仕事を探すときには、応募条件に「大卒以上」とついていると応募できません。
「高卒」か「学歴不問」の案件を探すことになります。

当然選択肢は狭くなるので、悔しい思いをすることもあります。
僕のように金もコネもない人間とってこれは辛いです。


※旧帝大や東工・一橋クラスの大学であれば「隠しルート」のようなものがあります。この点に関しては後日詳述します。

ちなみに僕は現在、非常勤の塾講師をメインでしつつネットニュースのライターをしています。
社会保障がないので大きな病気をしたら即死ですが、取り敢えずは生活できます。
とはいえいつまでもこの生活は出来ないので、再起の道を図っています。




《まとめると》
良かったこと・悪かったことを紹介しましたが、やはり世間体を考えたときのデメリットは大きいです。

僕はあまり気にしていませんが、社会のレールから外れることが怖い人は「中退」のレッテルを貼られて生きていくのは難しすぎると思います。

親や親戚、近所の人からの印象は多少なりとも悪くなります。

中には本当に理解のある人もいますが、大抵はその場では取り繕って陰で馬鹿にされます。(これを何度経験したことか)

この屈辱に耐えられない人は、しがみついてでもなりふり構わず卒業まで大学にいる方ががいいです。


とはいえのっぴきならない状況の方もいると思うので、そういう方はすっぱりと大学から離れる決断をするべきです。
選択肢が狭くなるとはいっても、学歴不問の仕事なんていくらでもあります。(試しにハローワークやマ○ナビなどを覗いて見てください)


大学以上にやりたいことがある人も、無理に続ける必要性はないでしょう。

要約すると、世間体が気になる人は辞めない方がいい。
そうでない人はメリット・デメリットを分析して判断するのがいい。
ということです。

ただ、追い詰められた心境で行う分析には相当なバイアスがかかっていてロクなことがないので、できる限り友人・知人と話す場を設けましょう。




《おわりに》
自分語りが長くなってしまいましたが、なにか一つでも悩みを抱えている人の参考になれば幸いです。
ちなみに僕は中退を後悔はしていません。困ることは沢山ありますが、完全に心身が壊れる前に行動できて良かったと思います。

質問、感想などはコメント欄にお願いします。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

それではまた!


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